The Other Table

かんがえたこと

ルームシェアとロサンゼルス

9月7日に自分の前に住んでいた人が部屋を出て、自分がそこに住まわせてもらえることになった。9日の予定だと聞いていたので、2日ほど早くなって良かった。ダウンタウンのユースホテルはお世辞にも良い環境とは言えず、それに比べるとルームシェアの部屋は非常に良い環境だった。

 

それで今日まで何をしていたのかと言うと、程々に授業を受け、食材を買って料理の環境を作ったり、適当に散歩したりしていた。授業が始まり忙しくなるかと思いきや、最初の週は卒業制作の発表の週と被っており、そのせいもあってか初回授業は大体イントロダクションで終わり、スタジオの授業は金曜日にあったはずのコマがスキップされたりした。まだ本格始動しておらず、忙しいかと思いきや少しゆったりしていた。今週は料理して先輩に会ってルームメイトと話をして大半が終わった。特にリビングで一緒に住んでいる日本人の子(S君)は結構おしゃべりな子で、アニメの話で盛り上がったりした。

 

3/4が日本人で、残りの一人に申し訳ないし、早く英語でコミュニケーションできるようになりたいと思う。授業が本格化していないこともあるが、まだあまり友達も増えていないのでそこも不安である。ルームメイトが日本人だから不安が少ない一方で、英語を話すチャンスが少ない。まあ元々はルームメイトとコミュニケーションして英語が上手くなることは考えてなかったのだけど。でも、総じて生活に余計なストレスが少なそうで、楽しめているし良いと思う。多分。

 

昨日は昼にS君とその友達とご飯を食べ、夕方に知り合いの建築家(?)の事務所を見学させてもらい、夜には日本人のルームメイトその2(K君)、SCI-ArcのOBと今年卒業の人とご飯に行った。初めて会う人はどの人も、"Welcome to Los Angeles!"と言ったことを言う。東京だったらこんなことはあるだろうか。

 

ロサンゼルスに住んだらいいよ!みたいなことを非常によく聞く。自分だったら留学生に東京に住みなよ!とおすすめするだろうか。微妙である。長く住むほど良さを感じて抜けられなくなるような感じがした。確かに気候・天気が死ぬほど良いのは分かる。治安とか利便性とか色々東京の方がいいなと思うけど、天気がいいだけで全てがひっくり返るくらい天気がいい。日中は毎日30度なのに、湿度が高くないおかげでそこまで熱くなく、風がとても気持ちいし、日影に入れば非常に快適。

 

でも何となく、建築を仕事にするなら日本の方が良い気がしている。自分は割と普段から日本の建築業界とかぐちぐち言いがちだが、なぜかそう思う。SCI-Arcで学んだことをロサンゼルスで生かして建築をやる、というビジョンがあまり見えない。実際、SCI-Arcの卒業生が建築の道に進まないことも多いよう。

 

住み心地は天気のおかげで本当に良い。でもやはりここは本拠地にならない気がしている。なんでそう思うのか考えたくて書き始めたが、そこまで分からなかった。単にホームシックなのだろうか。ロサンゼルスに別荘があったらベストだと思った。そのためにもいっぱい働くぞ~。