The Other Table

かんがえたこと

2021/09/01_03 Venice Beach

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31日の深夜に宿につき、次の日の朝。前日にバンクーバー空港で買ったサンドイッチの残りを朝ご飯に食べる。午前中に大学のオリエンテーションをオンラインで聞いた後、お昼ご飯を食べるために近くを散策。宿でもらった地図を頼りに食べ物が買えるお店を探す。

 

ベニスは少し郊外の住宅街と言った感じで、なかなかお店がある通りにたどり着かない。15分ほど歩くとおしゃれなお店が並ぶ通りに出る。ブルーボトルコーヒーがあり何となく安心。見たことがあるお店があると安心する。aesopもあった。しかし目当てだったスーパーが見つからない。

 

一周するともう一つのスーパーを発見。Erewhonというスーパーで、中に入ってみると野菜の匂いがする。そして全てのものがめちゃくちゃ高い。野菜ジュースが12ドルとかで売っている。サンドイッチも14ドルとか。アメリカの物価は高いと聞いていたが、こんなに高いとは思わなかったと絶望。探し回って何とか買えるなと思ったのが、小さなパンと水。パンが2ドル、水が3ドルくらい。おかしい。この物価の感覚だと確実に生きていけない。

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この大きさのパンが2ドル。このままでは生きていけないと本当に思った。

しばらくベッドでぐったりしてから、晩御飯の事を考える。衣食住とはいうが、食べ物が不安だとモチベーションが湧かない。7時ごろにErewhonにリベンジ。パスタなら安いのがあるのではないかと探し購入。200g3.7ドルのパスタを発見。それとよく分からない瓶に入ったトマトのソース900g(?)15ドルを購入。ソースは7,8回くらい使えば元が取れるはず。ずっと使うぞ……。

宿のキッチンは食器や調理器具がシェアで使えるのでパスタをゆでてソースをかけて食べた。パスタもソースもあまりおいしくない。泣きそう。

ちなみにこの宿は食器類はシンクに放置したら宿の人が洗ってくれるシステムだそう。洗わなくてもいいよと言われた。これなら料理もはかどりそうだが、食材が無い……。

食器類の他にも、冷蔵庫のバターや棚にあったクリームなどは誰でも食べていいらしい。

 

時差ボケで眠いのもあり食べてすぐに就寝。

 

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次の日の朝。シェアの棚に見つけたお米を鍋で炊き、たまたまスーツケースにぶち込んでいた味噌汁とともに食べる。あまりうまく炊けなかったのでおいしくない。しかし昨日のパスタよりましだった。

 

朝から大学のオリエンテーションがあったが、往々にしてこういうのはつまらないもので、時差ボケとおいしくない朝ご飯のせいもあって途中で寝てしまった。起きてからも眠気が収まらず夕方までそのまま寝てしまう。

 

ちなみに昨日の夜に宿の人に聞いたのだが、Erewhonというスーパーは現地の人にとっても相当高いお店らしく、セレブの健康オタクがオーガニックな食品を求めて行くスーパーだったよう。ローラとかも行くらしい。それはパンも高いわ。

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高級スーパーErewhon。

というわけで、バスで20分ほど行くと日系スーパーがあることが分かったのでそこへ向かう。バスの乗り方も分からなかったが、とりあえず乗って、降りるときに料金を聞いてみると"it's free"と言われた。え、無料?という感じ。よく分からないけど無料ならありがたい。次の日に調べて分かったが、ロスでは2020年からバスが全て無料になったよう。渋滞の軽減とか、コロナでの低所得者への打撃の補填とかの目的があるらしい。

 

バスを降りるとなんとそこにはセブンイレブンがあった。中は当然そのままというわけではないが、お菓子とかが日本のものが置いてあったりする。そこから少し歩いてMitsuwa Marketplaceというスーパーへ。

ここでは日本の食材が売っており、しょうゆとか豆腐とか納豆が売ってた。朝にはよく納豆を食べていたが、いつも食べている納豆がセールで1.29ドルだったので買ってしまった。他にも玉ねぎが0.67$/LB(LBというのはポンド、重さのこと。なぜかlibra、天秤の頭文字が採用されている)で、1つ買って0.4ドルとかだった。これなら日本の時と変わらないくらいの値段だ。サッポロ一番の袋めんも0.8ドルくらいで購入。食べ物のめどがついて非常に安心した。

Mitsuwaにはフードコートみたいなところもあり、日本食やラーメンの店、そして銀だこがあった。銀だこは日本を出る前に食べておきたかったが結局食べられなかったので、そのうち食べに来たい。

 

隣に薬局があったので寄ってみる。子供用の大きめのおもちゃなども売っていたが、日本の薬局と同様に、ちょっとした飲み物や食べ物も売っている。日系スーパーにはパスタが無かったが、こちらにバリラのパスタがあったので購入。オーガニックよりバリラの方がきっとおいしい。

 

宿に戻りとりあえず袋めんを作って食べる。こういうすぐ作って食べられるものは便利。昨日のパスタよりおいしい。食べてだらだらして少し寝て、夜9時くらいにまた起きた。おいしくないパスタとソースを処理すべく、玉ねぎを刻んで炒めて混ぜて食べた。昨日よりいくらかましになったと思う。

 

調理をしていると宿の人が話しかけてくれることがあり、少しだけ話ができるようになった。隣のベッドの人が卵を大量購入して少しおすそ分けしてくれたりもした。最初はビビっていたが少しずつ慣れてきた感じもある。一方で、まだ寝ぼけているのとご飯があれなので、最低限の生活を早く確立させたい。

 

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次の日の朝。あまり眠れなかったが朝になったのでご飯を食べる。鍋でお米を炊く方法を調べ、しっかり浸水させて炊いた。鍋底が少し焦げてしまったが、今の自分には十分おいしいくらいには炊けた。昨日買った納豆と一緒に食べる。

 

朝庭に出るとリスがいた。その後も歩いていると稀に見かける。かわいい。この辺はやはり都会ではなく少し郊外なのだと再認識。

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かわいすぎた。

オリエンテーション3日目もメンタルヘルスが何とかかんとかで、途中で寝てしまった。起きた頃にはまた夕方。早く生活リズムが戻ってほしい。

 

この宿には広い庭があり、卓球台やダイニングテーブル、バスケットコートがある。バスケをしている人がいると、ドリブルの音が聞こえてくる。昨日少しだけボールを触った。今日は外に中年のおっさんと青年が二人で遊んでいたので、少し混ぜてもらった。おっさんはすぐに退散してしまったが、青年が相手をしてくれた。当然身長差は20cmくらいあるのだが、ゴリ押しせずにやってくれた。経験者ではないようで、おぼつかないドリブルだったが、シュートもドリブルも上手かった。自分はというと、久々のバスケですぐに疲れてしまい、筋力が落ちているせいかシュートが全て短い。でもやはり楽しかった。

 

その後物静かな黒人の男の人が話しかけてくれたので少し話したが、声が小さいのと英語の癖が聞きずらく、何度も聞き返してしまった。自分に興味を示してくれていたようだったので非常に申し訳なかった。

 

夜には昨日よりも入念に玉ねぎを炒め、バリラの麺を茹で、ソースと絡めて食べた。おすそ分けでもらった卵も焼いて添え、最初のパスタよりは相当に食べやすく、おいしくあった。このトマトソースはピザソースのような味がする。

 

ロサンゼルスは7時過ぎくらいでもまだ少し明るい。日中は30度を超えることもあるが、湿度が高くないのでそこまで苦しくもなく、夕方には20度くらいになり涼しくなる。少し肌寒くも感じるが、一枚羽織れば十分で、非常に過ごしやすい。

 

明日はダウンタウンに宿を移るが、結局ベニスビーチもサンタモニカも見ずに終わってしまう。やっと少し慣れてきたところだったので、もう少しこちらの宿を長めにとっておけばよかったと後悔。やはり空港でバタバタしながら宿を取ったのが良くなかった。

 

それでもやっと目的地のダウンタウンに行けるし、都会だからもう少し散歩もしやすそう。スーパーもこっちよりもあるみたいなので、生活を立て直したい。