The Other Table

かんがえたこと

僕はここに似合っているか?

鬱期です。非常にダメです。

 

先日友達と飲みに行き、自己肯定感がどうのこうのみたいな話になった。

その友人は自己肯定感高めで、他の人も概ねそんな感じだった。一人低めで拗らせ気味なやつがいたくらい。もちろん自分は低めなつもりなんだが、そうも見えないっぽい。

 

以前授業で北海道にフィールドワークに行ったときに、ご飯をみんなで作って食べるみたいなのがあった。朝ごはんの時に、卵があったから目玉焼きを焼こうと思ったんだけど、自分は他のやつもやってたからある友達に目玉焼きを頼んだ。するとどうだろうか。油を引かずに卵を落とし始めたのだ。

なぜこんな話をしたかというと、自分がとてもショックを受けたからだ。下手すぎとか、こんなこともできないのか、ということではない。自分的には目玉焼きはできて当たり前。人生でリアルに100回、200回と目玉焼きを焼いてきた。なんの自慢だ。

そこで気づいてしまった。彼は目玉焼きを焼く必要がない環境で育ってきたのだ。お母さんが料理を作ってくれる家庭ということだ。

 

うちは母子家庭で、しかも母親が料理下手で(最近になってやっと気づいた、うちの母親は料理がうまくない。)自分が朝ごはんを作ることもよくあることだった。

そいつが目玉焼きをうまく焼けなかったことを一瞬煽ったが、すぐに煽れなくなった。

 

先日の友人との飲みでも、就活の話からあいつの親が商社らしいとか、うちは○○社だよとかいう話になった。有名な名前が続々と出て衝撃。

いや、東大ってそういうところっていうのはわかってたはずなんだけど、最近それをひしひしと感じる。

 

最近特に塾講のバイトがストレスで、なんでこんなに働かないといけないんだという気持ちになる。あーあ、って感じ。

具体的な何かがあるわけでもなく、なんとなく世界の違いを感じる。

 

その飲み会で「親知らずは小さいうちに抜いておいてほしい」という話になった。

親がその辺早めに対策してないと、大人になってから激痛を伴う治療を受けなければならない。いや、子供でも痛いんだろうけど、正直子供のころなんて自我もないし、痛かった記憶は簡単に風化する。程度も違うかもしれない。

そんなのは自分ではどうしようもない。歯並びとかマジで小さいころに直しておいてくれよ。無理ゲーだわ。

これはあくまで例えの話。分かりやすい話だとピアノできるやつがいたり、帰国だったり、プール習ってたり。

自分には何もない。また趣味なしの話になるけど、もう少し広い話で、何も知らない。うまく言えないけど足りないと感じる。

 

親のせいにするなという気持ちもあるし、したくないとも思う。結構何とかなることが多いと思うし。でも、すべて何とかできるほど自分は強くなかった。

 

東大というハイソサエティに間違って紛れ込んでしまったな、と最近思う。

頑張ってるとも思うんだけど。

 

 

よくある話だが、言い方悪く言うと、その辺のヤンキーの方が幸せだろうと思う。

下手に知ってしまったなあ。普通の幸せが恋しい。普通の幸せってなんだろうね。

 

それでももう戻ることはできない。退路は断たれている。知ったことはなかなか忘れることができない。忘れたいこと無限。

苦しみながらどこともなく登っていくしかないんだな、と諦めるしかない。